origami-13 [旅の風景]
湯西川のかまくら祭り
延々と小さなかまくらにろうそくの明かりが灯されて
豪雪のおばちゃんの予想の中・・その川の中に作られた
かまくらの光を眺め続けました。
意外と温かい環境の中
降り続く雪の中、この光たちを眺めていると
まるで鎮魂の詩が聞こえてきそうでした。
しっかりとした雪が
ゆらり揺らめきながら・・ 舞い降りるそんな
世界が広がります。
静かな・・静かな雪の降るこの辺境の地が愛おしくてたまりません。
<2012.01.21~22 栃木県湯西川にて>
origami-12 [旅の風景]
山村のさらに山奥では
雪がドサッと降るらしい・・
地元のおばちゃんが言うには・・このボタン雪の具合だと
明日は大変だよぉ~と。
その前に・・・
かまくら祭りの小さな無数のかまくらにろうそくが点灯されるらしい。
おぼつかない足取りで雪を踏みしめると
キュキュッと鳴く・・・
キュキュッと鳴くもんだから、もう一回鳴かせてみせる
「明日は大変だよ~」というおばちゃんの声はすでに記憶に無く・・
そして・・もう少し先で、厳かな無数のろうそくに灯された
小さなかまくらに出会うことになる。
<2012.01.21~22 栃木県湯西川>
origami-11 [旅の風景]
「湯西川」にて
栃木県北部のこれまたどえらい山奥に土呂部という村があり
なんどかそのどえらい田舎村で、美しい星空と優しい人々に出会ったことがある。
その帰りに・・・ 山奥を抜けて湯西川へ入りはじめて「平家の落人伝説の村」を知る
ひとつ温泉につかり、ひとつ絶品とされる豆腐を戴き、ひとつその村を歩いた
ただそれだけの記憶だったが、私にはこの山奥の閉ざされた辺境の地を
忘れることができなかった。
5年前に訪れた湯西川は夏。
それでもこの湯西川という村の優しさと山村の良き日本の風景だけは
何も変わり無かった。
電車とバスを乗り継ぐ静かな山村で
のんびりと温泉につかりながら・・(お安い宿もあります)
かまくら祭りや、山の幸、村人との会話を楽しむのも良いですよ・・・
時間だけはゆっくりと動いてくれます。
<2012.1.21~22 栃木県湯西川>
origami-10 [旅の風景]
踏みしめる度に畳がへこむ
廊下はミシミシとなる・・ そんな宿の窓から氷柱が・・・。
雫が落ちるそんな一瞬を
待ち続けられる・・ ゆとりが有り難い。
湯西川の魔法がかけられたのか。
<2012.01.21 栃木県湯西川にて>
origami-9 [旅の風景]
湯西川という濃密な山村にひとつの思い入れがある
山々に囲まれた鬼怒川の奥のそのまた奥に静かに眠る「湯西川」
平家の落人が逃げ隠れたと言われる場所は
日本各地に存在するが・・ ここは由来が付くに値するくらい山奥深い・・。
旅をすることは私にとってキャンプと同様とても大切なこと。
雪には縁遠い場所から雪深い世界へのトリップが実現できたのは
急遽の土曜休日ができたからだった。
夜にかまくら付近で開催される祭りを見に行く
雪深い・・伝説の残る村で私は再び「湯西川」という魔法にかかる
<2012.1.21~22 栃木県湯西川にて>
origami-8 [街の風景]
突き抜けるような青空と
あまりにも深い海の色と
対極にあるようで、実は折り重なっている世界なんだと・・・
「origami」を折り・・千羽鶴を折りました
「origami」でできた鶴をみて日本の素晴らしさを少し感じました
「origami」の祈り・・ 私は届くんだと思いました
神戸 六甲アイランドへ続く橋より
origami-7 [街の風景]
神戸の夕景を少し
帰省時に撮影をした写真を整理していると
ちょうど17年の前を思い出しました
当時、この付近ですら高いマンションはなく
朝のTV番組が震災の風景を撮影にきました
神戸の街は悲惨でした。
私は神戸の街をパジャマ姿で歩き
いたるところで火事があるものの
もう誰も放心状態で、火事の野次馬は存在しませんでした。
高速道路はなぜか倒れ落ち
隣のマンションの1階が無かったのはとてもとても悲しかった。
それでも皆様の助けもあり
今の神戸は美しい街並みが存在します。
しかしながら・・当時はまさに戦争後の風景でした。
origami-6 [街の風景]
「空中庭園」
この言葉を聞いたのはどのくらい前だろうか
私の小さなころは無かった「空中庭園」
この写真の一番上に存在するんだ
大阪駅から歩いて十数分のこのビルの上に空中庭園が存在する
この上なら・・ テントを張ってもおもしろいなぁ。
origami-5 [街の風景]
都会で仕事をしていると
私自身が消えてなくなりそうで・・
一体どこに未来があるのか
不思議で、そしてこの続きの未来が見えないことって
みなさんありませんか?
架空の人物は・・
左足から消えかかってますが
私の左足はまだまだ消えてないようです。