origami-74 [食の風景]
「西表島・デンサー食堂(八重山そば)」
沖縄本島から遙か400キロ以上離れていると、同じ沖縄でも話し方も違えば
沖縄そばの質からもまた違う。
八重山そばと呼ばれる八重山諸島のそばの特徴は、まずは麺が細い。
沖縄そばで使われるやや太麺タイプではなく細麺と細かく刻まれた三枚肉、
沖縄では定番のかまぼこが乗せられる。
食卓には「ぴぱーつ」と呼ばれる先島諸島独特のやや辛みの強い胡椒と、
定番の「こーれーぐーすー」(島とうがらしの泡盛漬)が置かれている。
沖縄に住んでいた当初はこのこーれーぐーすーの泡盛の独特さが好まなかったが、
今では、必ず沖縄そばにはかけてしまう。この辛みが沖縄に来たことを思い出させてくれる。
なお、この単純な唐辛子の泡盛漬けは・・どのくらい飲めば飲酒運転になるのか?
you tube で実験をやっていましたが、それ以前にリアルにビンのキャップ一口飲んだだけで
ゴジラの火吹きができる勢いの辛さでした~
origami-73 [旅の風景]
「西表島・宇多良炭鉱跡」
かつての繁栄も今は昔ー
約1キロほど山の中を歩くと「宇多良炭鉱跡」への誘われる。
過去の遺産、もはや動くことも無い世界。
山の中だけに余計に時間が止まったままのようだ。
レンガ造りの建物のようなものはトロッコの支柱なのだが、
時間の経過により木々に飲み込まれつつある。
ラピュタの朽ち果てた世界を垣間見たような気がしたー
origami-72 [旅の風景]
「沖縄県・西表島・中野海岸」
筋状に広がる天の川が肉眼で確認できる。
台風が逸れた、たまたま新月の頃だった、いろんな条件が重なって
初めて見える満点の星空。
特に天の川はなかなかはっきりと確認できない。
山間でのキャンプもたくさんしてきたが、ここまでは見えなかった。
そして山間だと、天気の崩れも早い。
真っ暗な、音のない・・月明かりさえも無いこんなタイミングに
夜空を見上げることが一番好きなことだ。
「ゲストハウス庭からの星空」
星空はどんなに晴れの予報でも一瞬で見えなくなる。
だから、運便りと私は割り切っています。
見えない時は寝る。
未明目を覚ました時に、空を確認する。
そんな繰り返しだったような気がします。
流れ星も夜空に横切る飛行機も
天の川も何もかも、今回は見ることができました。
それはただ単に運が良かっただけ。
非常に隙間的な10年ぶりのイレギュラー休暇に感謝の夜でした。
お酒を飲んでいましたが、私はこのような満点の星空を見たときは
一瞬で覚めてしまいます。
あとは頼りになるフィッシュアイレンズに、キリトリしてもらうのです。
origami-71 [旅の風景]
「沖縄県・西表島/中野海岸」
台風直撃を予想し空港で普段読めない本を買い、台風となれば
のんびりとゲストハウスで缶詰を決め込んでいた。
ところがなぜか天気予報は今でも曇り雨なのに、全く違う空模様。
西表島に滞在し2日間、良い意味で天気予報に裏切られ続けた。
この「中野海岸」これだけ素晴らしい海岸ながら・・人がいない。
この近くに有名な「星砂の浜」があることと、入り口がマイナーなことが起因するのだろう。
シュノーケリングをすれば、クマノミたちが、名も知れぬ魚たちが
こちらを不思議と見つめてくる・・
<西表島豆知識-1>
石垣島を起点とし数多くの島々へ航路が存在します。
西表島への航路も2ルート(大原港、上原港)ありますが、
台風以外でも実によく欠航します。
大原ルートは南ルートで欠航確率は低いのですが、上原ルートは冬だと
欠航率も高くなります。
今回は2日目の石垣島へ帰島ルートで大原が欠航でした。
急いで、上原港へ30キロほど運転しました。
3日目は波照間島(日本最南端有人島)へ10年ぶりに渡るつもりでしたが
19日から23日まで全便欠航でした。
特に波照間島へのルートは難を要します。
各島への船はいずれも高速船のみ。大型船で無いため外洋にでてしまう波照間ルートは
行っても帰ってこれないことが多々あります。
それだけに日本で唯一「南十字星」が見れる島として訪れる価値はあります。
origami-70 [旅の風景]
「沖縄県・西表島」
この9月20日。
台風直撃、天気予報は曇り雨続きの予報。
9月19日~23日まで、思わぬ休日を10年ぶりに貰うことができた。
沖縄本島から400km離れた石垣島、そしてさらに高速船に揺られること50分。
10年ぶりの再訪となるが、やはり西表島は素晴らしい。
そしてこの「中野海岸」。透き通る遠浅の海には誰もいない穴場のビーチ。
ゆらり、揺られながら・・天の川と満点の星空と色とりどりの魚たちとオリオンビール。
沖縄の離島に魅せられ続けて・・離島の魅力を今後アップいたします。